ライツ企画部
石井正記
経歴
2019年、双葉社に中途入社。ライツ事業部に配属。
2020年にライツ企画部に異動。主にテレビアニメ化や商品化の企画を担当する。
――ライツ企画部の仕事について教えてください
著者様からお預かりしている作品を、より多くの人たちに知ってもらいもっと好きになってもらうことを目的に、その作品に適した二次利用――映像化・商品化など――を企画することが仕事です。二次利用の範囲は非常に広く、アイデア次第で様々なことに挑戦できるので、刺激に富んだ部署だと思います。私はそのなかで、主にアニメ化や商品化の企画に携わっています。
――出版社はどういう形でアニメ化に関わっているのですか?
著者様=作品の代理人として、普段はアニメ化に関するお問い合わせへの対応や、アニメスタジオ様や映像メーカー様などアニメ化の企画をされる会社様へ双葉社の作品をご案内する営業活動を行っています。そこから、アニメ化企画が実際に動き出すことになれば、企画をされる会社様にアニメ化を許諾するにあたっての諸条件をとりまとめ、契約書を交わします。並行して、アニメ制作に関わる脚本やコンテ、キャラクターデザインなど設定類を著者様とともに監修を行いつつ、時にはアフレコなど映像の制作過程に関わる現場に出向いたりします。そのほかにも、アニメを盛り上げる宣伝施策の確認や、製作委員会に参加した場合は、双葉社としてお金を出すことになるので、収支計画を立てたりもします。
――アニメ業界の現況と、アニメ化によって原作にはどのような影響があるか教えてください
今だけの話であれば、アニメ業界は非常に活況といえます。活況だからこそ、アニメ業界の方々がアニメ化の原作として多くの出版物に興味をもっていただける機会が増えたことは大変有難いです。出版社の目線だけで言えば、アニメ化によって紙・電子・海外翻訳と、作品の広げ方が増えています。また、昨今のアニメ化作品は海外配信ありきなので、放送後は国内外の反応がみられるのも面白いです。
――やりがいを感じたことは?
著者様や二次利用に関わった人たちが出来上がったものをみて、「関われて楽しかった」と言っていただけると嬉しいです。あとは、企画した二次利用によって、作品と関わった人たちに良い影響が出てくれれば言うことなしですね。
――仕事をするうえで大変なことと、必要とされる能力は?
定番の回答になりますが、やはりコミュニケーション能力が一番重要でしょうか。この仕事は二次利用の内容によって向き合い方が変わります。二者間で短時間に終わるやりとりもあれば、映像企画のような複数で長時間かけてやりとりを行うこともあり、各々に適したコミュニケーションをとる必要があります。そういった部分を含めて、マニュアル化しづらいのが大変でありつつ、飽きのこない魅力があったりします。
――未来の新入社員に一言
大半の人は、人生のなかで多くの時間を仕事に使うことになると思います。せっかく貴重な時間を使うのであれば、自分が興味をもって取り組めることを仕事にしちゃうのが一番だと思います。双葉社にはそういう気持ちで仕事に取り組める環境があるので、ぜひ一緒に面白おかしく働きましょう。
コミック、書籍、文庫、MOOK、週刊誌、webサイトなど、多様なジャンルで作品を作っています。
書店、取次への営業、製作、在庫管理、宣伝などがメイン。編集部とも連携しつつ「売る」仕事です。
映像化、グッズ開発、海外事業など作品をより広めるため、ライセンスに関わる仕事をしています。
電子版のコミックス・書籍・雑誌の編集、製作、販売、プロモーションを幅広く行っています。