社員インタビュー

コンテンツ事業部

山内邦也

【経歴】
2011年4月、双葉社入社。第二営業部販促課に配属。書店営業として都内・九州・長野等エリアを担当。
2013年5月、第三営業部コミック課に異動。月刊アクションコミックス創刊フェアや『orange』(高野苺)飾りつけ企画などを担当。
2017年6月、現所属のコンテンツ事業部に異動。毎月の電子書店での横断フェアや電子コミック・ライトノベル販促を担当。
2023年4月、コンテンツ事業部内で「デジタルビジネス開発室」を発足。

――コンテンツ事業部の仕事について教えてください

 コミックス・書籍・雑誌の電子版制作と販売促進、電子オリジナルコンテンツの制作、双葉社HPの更新、などがメインの仕事です。
 あらゆる作品が対象なので全編集部だけでなく、紙版の営業部との連携も多く社内外様々な方々と業務に取り組んでいます。

――ご自身の仕事について教えてください

 売上の大きな割合を占める電子版コミックスの販売促進が仕事の大半を占めます。電子ストアに継続的に作品を案内し、双葉社の作品を大きく展開し多くの読者へ届けるのがミッションです。
 加えて、現在急拡大しているオーディオブック市場に参入し、作品を順次オーディオブック化しています。どの作品をいつどこで展開するのか、著作権者様との契約を経たうえで試行錯誤を繰り返しているところです。
 また、電子の世界とは真逆ですがマーダーミステリー・ボードゲームといったアナログのゲーム制作も進めています。全くの新ジャンルなので戸惑いながら…。

 作品を電子、オーディオブック、そしてマーダーミステリー・ボードゲームへと形を変えて広げる仕事です。

――紙書籍と比べて電子書籍の特徴とは?

 一番は何冊購入しても場所を取らないことです。
 紙書籍は物理上スペースの制約がどうしても発生しますが、電子はほぼ無制限で購入できるので、日々大量の電子書籍が発売されることになります。出版社以外の企業の参入や、作家さんが直接配信したりと、競争が日々激化しています。
 全巻をまとめた合本版形式や1話だけの分冊形式、縦スクロールのwebtoon形式など、作品の見せ方にバリエーションが多いのが特徴ですね。

――新事業を立ち上げるなかで大変だったこと、やりがいを感じたことは?

 昨年末(2023年12月20日)に『赤ずきん、舞踏会で死体と出会う。』(原作:青柳碧人)という【マーダーミステリーゲーム】を会社として初めて出版しました。

 大変だったのは手順を決める難しさです。既にある事業は先輩方が長年最適化してきた手順を真似できますが、新事業はそれが何もないため最初から構築しなければなりません。
 例えばマーダーミステリーだとまず誰と何を話すのか、企画書は何を書けばいいのか、権利者様との交渉はいつどのタイミングでやるのか、そもそも契約書の内容はどうする、入金サイクルや経理処理はどの部署が担当か、決めなければいけないことが次々出てきます。
 その状況を会社内の多くの部署と相談・協力し解決できたこと、難しい問題をチームで対処できたこと、その度にやりがいを感じました。
 最終的にゲームが完成しビッグサイトでのゲームマーケットで完売したときは、入社以来最も充足感に包まれました(笑)

――今後やってみたいことは?

 雑談が思いがけない結果につながることが多いので、それを引き出せるような企画をやりたいです。例えばラジオ番組など。
 2年前に社屋が一部移転しまったので、社内交流を強化できれば望ましいですね。

――仕事をするうえで必要とされる能力は?

 何でも聞ける能力だと思います。
 年次を重ねていくと、自分には相応の知識や経験があるのだという自負、あるいはそう思われたいという思いが生まれるものですが、そういった気持ちを抑えて、わからなかったらいつでも誰かに聞くということができれば、どんな仕事もできます。
 「このあたりよくわからないけど、詳しい人が今忙しくしていて聞くの気後れするな…」という配慮や遠慮は必ず良くない方向に転がっていきます。本当に。

 とにかく聞いて聞いて聞きまくる。そして、学んできたことは誰かに教える。
 その繰り返しかもしれません。

――双葉社はどんな会社ですか?

 挑戦を否定しない会社。
 どの部署にいても本の企画を出せるし、電子だけのコンテンツ、音声だけの企画、グッズ、先ほどのマーダーミステリーゲームなど、面白いと思うものに何でもチャレンジできます。そしてそれに取り掛かっていると「お、いいね!」と話しかけてくれる人が多いです。
 部署を横断して1つの物事に挑める土壌があります。

――未来の新入社員に一言

 私の一日のスケジュールはこんな感じです。
8:00  在宅勤務開始
9:00  休憩して保育園送り
10:00~17:00 家に戻って在宅勤務、その後保育園へ
 テレワークとフレックス制度によって、子どもとの時間を大事にできるありがたさを噛みしめています。
 家族との時間を犠牲にすることなく、自分の考えや思い付きを楽しく試せる会社で一緒に働きましょう!

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