社員インタビュー

マージナル編集部

横尾優圭

【経歴】
2017年入社。第一営業部に配属。主に取次交渉・アニメイトの販促を担当。
2019年に月刊アクション編集部に異動。『小林さんちのメイドラゴン ルコアは僕の××です。』(クール教信者/歌麿)を担当すると同時に、「comic marginal」にてBL作品も刊行。
2021年にマージナル編集部に異動。

――マージナル編集部の仕事について教えてください

 男性同士の恋愛をテーマにした「ボーイズラブ」というジャンルの漫画を出版しています。
 具体的には、電子月刊誌「comic marginal」と隔月電子雑誌「comic marginal &h」の刊行、その連載をまとめた単行本(紙・電子)の出版になります。

――ご自身の仕事について教えてください

 昨年の6月に、人生で初めて声がけした作家さんのコミックス『この発情はオフレコでお願いします!』を出版できました。大学生時代に買った同人誌が好きでオファーしたので、感慨深かったです。
 webアクションでは、『ハガネとわかば』という青年漫画も担当しています。こちらは「セカンドオピニオン賞」で出会った作家さんです。
 また、マージナル編集部のTwitterの運営も仕事のひとつです。雑誌の内容紹介や、コミックスのカバーイラストや色校など作られる過程をツイートしています。プライベートではほとんど写真を撮らないのですが、カメラ技術があがった気がします。

――仕事をする上で大変なことと、必要とされる能力は?

 BLは1冊完結作品がほとんどでコミックス作業は大変ですが、その分成長できる部署だと思います。
 一番大事なのは、自分の心の健康です!自分がイライラしていたら、作家さんに直に迷惑がかかってしまうし、結果仕事もうまく行かないです。「なるべく面白くする」のが仕事なので、いつでも楽しくなれるメンタルでいたいです。

――BL作品の市場について、簡単に教えてください

 読者・作家さんともに8,9割が女性と言われており、さらに10代~60代まで幅広い層のファンがいるのも特徴的です。近年は、映像化作品も増えたりと、注目されているジャンルです。
 作品にもよりますが、マージナルは電子と紙の売り上げでは、電子の方が大きいです。また、他のジャンルに比べ、古い作品も売れるチャンスが多いのではと思います。

――学生時代の経験で、社会人生活において役立ったことはありますか?

 ゼミの友人に「人を否定しないから編集者に向いてる」と言われて、嬉しかった思い出があります。ゼミの同期は、社交的ではないけど頭がすごく良かったり、見た目明るいけど生き方がファンキーな人など、個性的なメンバーが多かったので、学生時代は「自分ってつまらない奴だな…」とへこむこともありました。ただ、「世の中いろんな人がいるな~」の精神になれたのは、仕事で役立っていると思います。

――未来の新入社員に一言

 他の業界で働く友人の話を聞いていると、出版業界で働く人は、精神が若くて面白いな、と感じます。人生で多くの時間を共有する仲間が、楽しい方々なのは素晴らしい事ですよね。デスクで周りの会話を聞くのが好きなので、会社に行くのは楽しいです(笑) 双葉社は中規模な会社で、働く人同士の交流も多い方だと思うので、きっと楽しい会社員生活を送れるのではないでしょうか。

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