スニーカーファンブック2022

双葉社スーパームック
スニーカーファンブック2022

現代のスニーカーカルチャーをユーザー目線で切り取るS.F.B。2022年2月17日発売の新刊では、巻頭企画にてストリートシーンの王道であるSupreme(シュプリーム)とNIKEが提案するコラボレーションスニーカーを特集。今回もInstagram経由で事前に告知を行い、ファンが所有する貴重なコレクションを撮影させて頂いた。

究極や至高と言う意味を持つSupremeは、1994年のニューヨークでJames Jebbia(ジェームス・ジェビア)がスケーターブランドとして創業。90年代後半には国内でも“ボックスロゴ”を配したTシャツやスウェットが人気を集め、西海岸発祥のStussyと共にストリートのアイコンに君臨したのはご存知の通り。現在のSupremeはセレブ層も愛用する“WORLD FAMOUS”のフレーズに相応しい、ラグジュアリーストリートを牽引するブランドに成長している。そのSupremeとNIKEがジョイントして展開するスニーカーは、2021年の末までに約100モデルを展開。スニーカーヘッズが“HYPE”と呼ぶ特別なプロダクトの象徴的存在となるだけでなく、近年ではシンプルなAIR FORCE 1にボックスロゴを落とし込んだ、ベーシックラインと言うべきプロダクトも広く支持を集めているのだ。

今回の巻頭特集用に撮影させて頂いたSupremeコラボの総数は90モデル。全てのカラーバリエーションでは無いものの一般発売された“型”は全て網羅し、年代順にアーカイブした、巻頭特集と言うには内容が濃すぎる構成に仕上がった。特に人気の高いDUNKやAIR FORCE 1、JORDAN BRANDがベースのコラボは当然のこと、知る人ぞ知るコア層向けのプロダクトも収録できたのはスニーカーファンの協力が無ければ実現しなかった事。この場を借りて改めてお礼を申し上げたい。

またS.F.B恒例のストリートスナップでは、久しぶりに全国のスニーカーファンの協力を得て撮影会を実施。昨今の事情を考慮してソーシャルディスタンスを守り、告知も控えめにした結果参加人数こそ多くなかったものの、福島から沖縄まで、全国12都市のリアルなスニーカーシーンが掲載できた事実は感慨深いものがある。それに対して全国のスニーカーヘッズがスタイリングを撮影し、メールでエントリーする読者投稿枠には多数の画像が寄せられ、結果的には300を超えるストリートスナップが掲載できた。当初はコロナ禍の影響による代替措置だった読者投稿枠も、ここまでニーズが高いのであれば企画の定番化や、掲載スペースの拡大も本格的に検討する必要がありそうだ。

その他にも2年ぶりに復活したスニーカー女子のスタイルサンプルをピックアップする“スニジョ!”や、リユースショップやアウトレットの達人が2021年に実際に購入した10足をランキング形式で紹介する自腹企画も掲載。現代のスニーカーカルチャーから“美味しいトコ”を切り取った、幅広い世代が楽しめる1冊をお楽しみ頂ければ幸いだ。

お詫びと訂正
「スニーカーファンブック2022」にて下記の誤りがありました。
ここに訂正するとともに、読者、関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

  6ページ上段
  (誤) LOW
  (正) HIGH

B5判フルカラー:112ページ

2022年2月17日発売

1540円 (本体1400円+税10%)

SAMPLE

Topに戻る