佐々木裕一(ささき・ゆういち)
1967年広島県生まれ。『ネオ・ワールドウォー』(経済界)を2003年に発表し、以降、架空戦記を中心とした執筆活動に入る。2010年より活躍の舞台を時代小説に移行し、人気シリーズを数多く発表している。主なシリーズに「あきんど百譚」(双葉文庫)、「浪人若さま 新見左近」(コスミック・時代文庫)、「公家武者 信平」(講談社文庫)、「身代わり若殿 葉月定光」(角川文庫)などがある。
「浪人若さま 新見左近」は、わたしが初めて書いた時代小説です。
好評をいただいたことで全14巻のシリーズとなり、代表作となりました。
第14巻までお付き合いいただいた読者の皆様は、「左近とお琴はなにも別れなくてもよかったのではないか」とお思いのことでしょう。
左近とお琴がその後どうなったのか、気になりますよね。
お待たせしました。
「新・浪人若さま 新見左近」をお読みいただければ、二人のその後がおわかりいただけます。
舞台は浜屋敷周辺の町に移り、左近は江戸の民を苦しめる(闇)に立ち向かうことになるのですが、不気味な悪は、一筋縄ではいきません。
次々と起こる困難を、左近と仲間たちはどう乗り越えるのか、お見守りいただければ幸いです。
どうか最終巻までお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。
佐々木裕一