著 :
大下宇陀児(オオシタウダル)発売日:1995年05月12日 定価:812円 (本体738円)
ISBN :4-575-65804-9
代議士の息子藤井有吉は、敗戦後の混乱の中で悪友達と刹那的な享楽に溺れていた。遊ぶカネ欲しさに仲間たちは強盗を犯し、有吉は父親への賄賂の一部を失敬する。有吉が罪悪感になやんでいるうちに父親が自宅で惨殺され、それぞれが転落への道を辿る。
著 :
島田一男(シマダカズオ)発売日:1995年05月12日 定価:513円 (本体466円)
ISBN :4-575-65805-7
東京日報の片桐デスクのもとに、出所後の報復を恐れて刑期延長をかさねていたヤクザから手紙が……。ついに出所の日が来たというのだ。遊軍の亀田記者や写真班の山口らと一緒に、かねてからの約束どおり、真夜中に迎えに行ったのだが……(午前零時の出獄)。
著 :
江戸川乱歩(エドガワランポ)発売日:1995年05月12日 定価:939円 (本体854円)
ISBN :4-575-65806-5
黄金時代が終わり、探偵小説の文学的発展が求められた1950年代。探偵小説に文学性は必要か、そしてそれに対応する新形式とは?乱歩があくまでも本格の原点を忘れずに、当時の我が国と欧米の状況を冷静に踏まえて、てらいなく素直に探偵小説を語る。
著 :
永瀬三吾(ナガセサンゴ)著 :
日影丈吉(ヒカゲジョウキチ)著 :
角田喜久雄(ツノダキクオ)発売日:1995年05月12日 定価:513円 (本体466円)
ISBN :4-575-65807-3
権謀術数の渦巻く日中戦争末期の中国大陸を舞台にした「売国奴」。農村の風土や住民の描写が独特のムードを醸しだす「狐の鶏」、新聞記者明石が係った犯罪を通してユニークで複雑な女性心理を描く「笛吹けば人が死ぬ」。三人の作者の持ち味が生きる短篇集。
著 :
松本清張(マツモトセイチョウ)発売日:1995年05月12日 定価:586円 (本体533円)
ISBN :4-575-65808-1
小劇団にくすぶる井野仁、端役だが映画出演の依頼が来た。そこで彼は性格俳優として認められ、徐々に大役を得ていく。だが肝腎の本人の気持ちは冴えない。なぜなら、彼には自
...続き.>
著 :
有馬頼義(アリマヨリチカ)発売日:1995年05月12日 定価:694円 (本体631円)
ISBN :4-575-65809-X
プロ野球のセネタースの4番バッター新海清が、走塁中に突然倒れて結局絶命した。頑丈なはずのプロスポーツ選手の体に何が起きたのか?解剖の結果、新海の血液中に不思議な痕跡が発見された。高山検事は執拗に捜査を行なう。だが関係者の心の澱はほじくれない。
著 :
鮎川哲也(アユカワテツヤ)発売日:1995年05月12日 定価:908円 (本体825円)
ISBN :4-575-65810-3
線路沿いで死体となって発見された西幡社長は、労働争議と新興宗教の二つの争いに巻き込まれていた。警察はその関係者を調べていくが、挫折。調査を引き継いだ鬼貫と丹那のコンビは、被害者の金庫から出てきた写真を手がかりにひとりの女性を追っていく。
著 :
鮎川哲也(アユカワテツヤ)発売日:1995年05月12日 定価:726円 (本体660円)
ISBN :4-575-65811-1
婚約中の女性が動機不明の自殺を遂げる。一方、熱海では殺された男の遺留品から、この男性と女性は不穏な関係にあることが判明した。男はあちこちで恐喝をはたらいていたのだ。12人の被害者達に嫌疑がかかるが、全員のアリバイが成立。鬼貫と丹那がまた活躍。
著 :
笹沢左保(ササザワサホ)発売日:1995年05月12日 定価:673円 (本体612円)
ISBN :4-575-65812-X
花城佐紀子の姉が遺書を残して失踪した。労働争議で敵味方に分かれてしまった恋人と心中するというのだ。だが、死体が発見されたのは相手の男だけで、依然として姉は行方知れずのままであった。姉にかけられた殺人容疑を晴らそうと、佐紀子は調べはじめる。
著 :
飛鳥高(アスカタカシ)発売日:1995年05月12日 定価:608円 (本体553円)
ISBN :4-575-65813-8
汚職摘発の動きが自分に波及するのを防ぐため、戸塚は上司の殺害を決意する。だが罠にかけられた上司はすでに絶命していて、戸塚自身が殺されてしまう。同様に奸計をめぐらせ
...続き.>
著 :
夢枕獏(ユメマクラバク)発売日:1995年03月10日 定価:565円 (本体514円)
ISBN :4-575-50513-7
最強の格闘家を目指す丹波文七は、北辰館トーナメント制覇の前に、東洋プロレスの‘格闘技オリンピック’に出場、念願の堤城平と対決する!
著 :
小池真理子(コイケマリコ)発売日:1994年12月08日 定価:607円 (本体552円)
ISBN :4-575-50501-3
住み馴れた家の整地跡から白骨死体が掘り出された。すでに父母はこの世を去り、関係者といえば真吾と早紀子の兄妹だけである。二人は遠い記憶の底からおぞましい事件をそれぞれ思い出す。とすればこの骨は過去の犯罪の告発に現れたのか?恐怖が兄妹を襲う。
著 :
西村京太郎(ニシムラキョウタロウ)発売日:1994年09月05日 定価:681円 (本体619円)
ISBN :4-575-50490-4
後楽園で原辰徳がホームランを打った時、元図書館職員の老人が絞殺された。続いてマニラでテレビ取材班のアナウンサー、武蔵小山のアパートで電気店の主人が殺された。十津川警部と亀井刑事は老人の家にあった名刺の中に、二人の名前を発見した。
著 :
内田康夫(ウチダヤスオ)発売日:1994年08月22日 定価:607円 (本体552円)
ISBN :4-575-50484-X
「嫁さんに気をつけろ」、新婚旅行先にかかってきた怪電話。そして夫のまわりで次々と殺人事件が。旅情豊かに描く長編推理小説。
著 :
西村京太郎(ニシムラキョウタロウ)発売日:1994年05月21日 定価:576円 (本体524円)
ISBN :4-575-50469-6
事件のきっかけは、警視庁捜査一課十津川警部の妻が見ていたテレビの人生相談番組だった。次々に起こる死者消失事件の背景にひそむ恐るべき真相へ十津川警部の捜査の手が伸びる……。