コミカライズコンテストはKoiYui恋結編集部としても初の試みでしたが、まずはこうした企画にご協力いただいた原作者のももしろさんに感謝いたします。
そして30枚の完成原稿で応募という大変な作業に挑んで、参加してくださった応募者の皆さんにも感謝いたします。

描く人によって、同じ設定でこんなにもキャラクターの印象が変わるのが興味深く、編集部も新鮮な気持ちで各作品読ませていただきました。

ももしろさんの原作は動きがあって読んでいて想像を刺激するのが魅力ですが、コミカライズコンテストにおいては、そのテンポの良い文章をそのままトレースするのではなく漫画としてどう調理できるか、絵で魅せるべきシーンをきちんと描けているかが重要でした。 大切なシーンを読者にささる演出で届けられているかは審査のポイントにもなりました。

漫画を仕事としてやっていく上では、「完成」させるだけなくその先の「読者の存在を意識している」ことが大切です。
今後、作品を作る参考にしていただければと思います。

編集部としてもこうした企画を含め、幅ひろく女性・少女向けマンガを作っていきたいと考えています。
今後ともよろしくお願いいたします。

KoiYui恋結編集部