家政夫はシタ

草凪 優

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 ただいま人気絶頂! 官能小説界の花形が一年ぶりの再登場!
 森野正夫は家政夫だ。二十年勤めた保険会社をリストラされ、紆余曲折のすえ始めたのがこの仕事だった。会社を突然クビになったショックで、再就職活動もせず家でゴロゴロしていた正夫が、学習塾を経営している妻に勧められてやってみたのが専業主夫。ところが彼はこの仕事に向いていたらしい。ぐんぐん腕を磨き、自信をもつうち、正夫は妻の稼ぎに頼るのが悔しくなってきた。そこで小遣いくらいは自分で稼ごうと、ひとりで始めたのが家事代行サービスだったのだ。世の中には家事が苦手で悩んでいる女が意外に多いらしく、仕事は順調である。
 今日も料理の苦手な新妻の代わりに、夫の誕生日のご馳走をつくるため彼女のマンションを訪れた正夫。だが、そこで待っていたのは新婚なのにセックスレスで、欲求不満の若妻のいやらしすぎるもてなしだった……。
 痛快なストーリーと展開濃密な官能シーンで贈る官能エンタメ。『日刊ゲンダイ』紙との特別コラボレーション。(毎週木曜日更新)