エンジェルボール
元メジャーリーガー上原浩治さん、激押し!「子を持つ親として、最後は涙無しには読めなかった。家族・友情・仲間、この本には沢山の愛が詰まってます!」

一瞬でストーリーに引き込まれた。ライバルがいるから強くなれる、この人間ドラマも見逃せない! 真剣勝負から究極の選択を迫られる野球エンターテインメントの傑作です!

バツイチ41歳の寺谷和章は、トラック運転手をしながら小学生の息子二人と広島県因島で暮らしていた。ある夜、交通事故に見舞われた和章は、目の前に現れた謎の天使に“思いのままに飛んでいく魔球”を授かる。子どもの頃に思い描いた「カープを日本一にする」という夢を叶えようと、和章は魔球を引っさげ、広島カープの入団テストを受けに行くが……。
家族とそれを取り巻く人間模様、宿命のライバルとの対決を通して男の選択と生き様を描く、感動の長編エンターテインメント!

著者
プロフィール

1964年生まれ。神奈川県横浜市出身。会社勤めの傍ら小説を書き続け、長編小説「エンジェルボール」を電子書籍で個人出版。各方面から好評を博す。2015年、大幅な加筆と再編集を経て『エンジェルボール』(全4巻)を文庫化し作家デビュー。各方面から絶賛されると、2016年には同作品で第6回広島本大賞小説部門の大賞を受賞。同年9月に刊行した短編集『穴おやじ』は、後に『僕は君を忘れない 五つの風の物語』と改題し文庫化された。2020年、『小夏と麦の物語』で第16回酒飲み書店員大賞を受賞。