「聖母」秋吉理香子：『暗黒女子』の著者が放つ、驚愕の長編ミステリー

二重にかけられた作者のトリック。タイトルの「聖母」に帰着するラスト。見事だと思います。（30代女性）
このひっくり返しかたは尋常じゃない、と思いました。（30代女性）
やられた！　まんまと騙された！　一度読み出したら一気読み必至! （20代男性）
アンフェアぎりぎりの大傑作です！　今年のミステリを語る上でも外せない作品になったと思います。（40代男性）
200ページ以降、ラストに向けて突きつけられる真相の数々にただやられてしまいました。完敗です。（30代男性）
「聖母」とは常に微笑んでいて、そして赦しを与えてくれる。だがその実、鬼の形相をしているのかもしれない。（40代男性）
まんまと作者の掌で踊らされてしまいました。『イニシエーション・ラブ』と並ぶ衝撃を受けました。（30代女性）
「母親」の強さと怖さにぞわり、予想外のラストにぞくり。読書の楽しさ、醍醐味の全てがつまっています。（20代女性）
めちゃくちゃ面白かったです！　文章が読みやすくて映像が浮かんでくる、それでいて文学的で美しい。（30代男性）
騙されてまた騙される驚きのストーリー展開。きっと終わりはなく、不安は果てなく続くのです。（40代女性）
緊迫する展開にまんまと身を委ねてしまいました。まさに驚愕。母の愛に圧倒され、読後しばらく茫然としていました。（30代女性）

新作『聖母』は、様々な思いが詰まった作品です。私が子供を産む性であること、望みながらもなかなか授からなかったこと、やっと念願かなって子育てをする中で喜びを感じながらも、もしも突然この幸せが奪われたらと、ふと恐怖を感じること、など……。
色々な事を経験し、悩み、傷つき、２年の構想期間を経て生み出されたミステリーです。読んでくださる方の心の中に、余韻を残すことができれば幸いです。

秋吉理香子

早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリマウント大学院にて、映画・ＴＶ製作修士号取得。2008年、「雪の花」で第3回Yahoo! JAPAN文学賞を受賞。09年、受賞作を含む短編集『雪の花』にてデビュー。13年に発表した『暗黒女子』は大きな話題を呼び、映画化された。他の著書に『ガラスの殺意』『放課後に死者は戻る』『鏡じかけの夢』『婚活中毒』などがある。